日飼配や北興化など農業関連株が上昇、改造内閣発足でTPP推進期待

畜産用飼料大手の日本配合飼料や 農薬などを手掛ける北興化学工業の株価が上昇。14日発足した菅直人 第2次改造内閣は、顔ぶれから環太平洋連携協定(TPP)参加に積極 的と受け止められ、農業の効率化や輸出積極化などで関連企業に恩恵が あるとみられた。

各銘柄の午前終値は、日配飼料が前週末比7.6%高の114円、北興 化が同7.1%高の287円、米穀の輸出入などを手掛けるヤマタネが同

8.3%高の130円、農林業機械などを手掛ける丸山製作所が同6.8%高 の189円。このほか国際商品市況の堅調もあり、ETFS穀物商品指数 (DJ-UBSCI)上場投資信託も17%高。

十字屋証券投資情報室長の岡本征良氏は、「テーマ株物色の流れが 続くなか、この日は原発関連株や内閣改造でTPP参加の思惑が強まっ た農業関連株に矛先が向かった」と述べた。農業関連株は株価水準が 300円以下と低い銘柄が多く、「来週設定の野村アセットマネジメント の割安低位株投信に組み込まれるとの思惑も働きやすい」とも言う。

菅首相は、TPPへの交渉参加問題で慎重派だった大畠章宏経済産 業相を国土交通相に充てる一方、後任に経済財政担当相としてTPP参 加に積極的な発言をしてきた海江田万里氏を任命した。早稲田大学の日 野愛郎・準教授は、改造内閣の布陣を見て「菅首相の財政再建、TPP といった政策の本気度を感じる。国会を乗り切って、長期政権を見据え て政策を残したいことの表れだ」との見方を示していた。

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