マンデル教授:人民元上昇容認は最善のインフレ対策でない

ノーベル経済学賞受賞者のロバ ート・マンデル氏は、中国のインフレ抑制のために通貨人民元を上昇 させることは「必ずしも良い提言とは言えない」との見解を示した。

米コロンビア大学教授であるマンデル氏は17日、香港でブルー ムバーグテレビジョンのインタビューに応じ、「過去10年間、人民 元が対ドルで比較的安定していたことが、安定をもたらした重要な原 動力の一つだった。それがアジア全域で安定化の原動力だった」と指 摘。「中国が自国通貨の安定を保つほうが常にずっと好ましいことだ」 と語った。

マンデル氏(78)は、為替レートの水準を変更すべきだとする 主張が説得力を持つのは、「世界のその他の地域」と「ドルが不安定 化し、中国が輸入するインフレが大きくなり過ぎた場合のみ」だとし、 そうした事態となれば中国は人民元の上昇容認が必要となると述べた。

マンデル氏はまた、人民元は長い目で見れば、交換性が十分とな ったときに「重要な」国際準備通貨になる公算が大きいと指摘した。

欧州のソブリン債危機については、スペインは窮地を脱する必要 性を認識していると指摘し、同国は財政赤字を削減する必要があると 述べた。

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