英BP:売却した埋蔵量をロスネフチとの持ち合いで回復へ、費用半額

英石油会社BPは、ロシアの石 油生産最大手ロスネフチとの株式持ち合い合意により、メキシコ湾 での流出事故の補償費用支払いのため売却した埋蔵量のほぼ全てを 取り戻すことになる。しかも新たに取得する分の費用は、売却額の 半分以下だ。

BPはロスネフチとの間で78億ドル(約6470億円)相当の資 本提携を結ぶことで合意した。ブルームバーグのデータによれば、 ロスネフチの市場価格は、同社が保有する石油・ガスの埋蔵量を1 バレル当たり5.33ドルと見なしている。これは世界の石油大手の埋 蔵量の価値として4番目に低い。

DnB・NOR銀行によると、BPが油田(埋蔵量17億バレル 相当)を昨年売却した際の価格は平均1バレル当たり13.20ドルで、 今回の取得額はそれを60%下回る。

今回の株式交換を経て、BPのロスネフチに対する出資比率は

10.8%となる。これは、ロスネフチの確認埋蔵量のうち約16億バレ ルに相当する。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の株式調査アナリ スト、クリスティン・ティスカレノ氏(ロンドン在勤)は、「BP は売却した資産の額よりも安い値段で手に入れつつある」と指摘し た。

今回の提携は、ロバート・ダドリー氏が昨年10月に最高経営責 任者(CEO)に就任して以来、最大の案件で、BPのメキシコ湾 への依存度引き下げに寄与する。

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