JT株が反発、価格転嫁力発揮を期待-野村証目標株価上げ

たばこ販売数量で世界3位のJT の株価が反発。昨年10月のたばこの大幅増税にもかかわらず、需要は 予想より減少していないとの指摘が出て、価格上昇による将来的な業績 期待が高まった。株価は前営業日比3.4%高の32万1000円まで上昇。

日本たばこ協会が14日発表した紙巻きたばこの月次販売実績によ ると、2010年12月のたばこ販売本数は前年同月比29%減だった。減少 率は10、11月から縮小し、10-12月では前年同期比46%減だった。1 本当たりのたばこ価格は10月に、たばこ税の増税分3.5円と値上げ分

1.5円で、計5円程度引き上げられた。

野村証券の山口慶子アナリストは14日付の投資リポートで、「か つてない大幅な価格上昇があっても、国内のたばこ市場が壊滅的なダメ ージを受けなかった」と指摘し、価格変動で製品の需要や供給が変化す る度合いを示す価格弾性値を従来の0.6から0.4に修正した。同値は小 さければ、価格変更による需要の変化は小さい。

同証券では、11年3月期の連結営業利益予想を従来の2910億円か ら3090億円(会社予想2810億円)、12年3月期は3320億円から3760 億円、13年3月期は3730億円から4260億円に引き上げた。投資判断 は「1(買い)」を維持、目標株価を34万円から38万円に引き上げた。

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