ユニツール株急落、増益率鈍化へ-スマートフォン向け限定

PCB(プリント配線基板)ドリ ルで世界首位のユニオンツール株が一時前週末比5.7%安の2280円と 急反落。スマートフォン(高機能携帯電話)向けの納入は限定的で、今 期(2011年11月期)の増益率は前期から低下する見通しを発表した。 担当アナリストらの事前予想も下回り、売り圧力が増した。

ユニツールが14日の取引終了後に公表した今期業績予想によると、 本業のもうけを示す連結営業利益は前期比13%増の30億円となる見通 し。増益率は前期の5.3倍から大きく鈍化する。ブルームバーグ・デー タによると、同社株を担当するアナリスト3人の今期営業利益予想の平 均は39億円だった。

電子機器メーカー向けや自動車メーカー向けが伸び、日米欧などで 増収増益を確保できるとみているが、「米アップル社の人気スマートフ ォン『アイフォーン』や『アイパッド』はPCBドリルを使わず製造さ れている」と、同社IR担当の倉田憲昌氏は説明している。

東海東京調査センターの大平光行シニアアナリストは「事業環境が 厳しく業績モメンタムは弱い」と指摘。「機械担当アナリストから見る と業績内容はまあまあだが、電子部品担当からは、スマートフォン向け の伸びが低く、スマートフォン普及で恩恵を受ける村田製作所などと比 べると見劣りがする」とも述べていた。

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