ユーシン株急落、先行投資で今期大幅減益へ-前期は上振れ

自動車用電装品を手掛けるユーシ ン株が急落。積極的な先行投資の影響で、今期(2011年11月期)は 前期比49%減の大幅減益を見込むと14日に発表した。自動車メーカ ーの輸出増加によって前期業績は予想を上回っただけに、利益減少を 嫌気した売りが優勢になった。

午前終値は前週末比12%安の680円。一時15%安の652円まで下 げ、昨年11月26日以来の安値を付けた。午前の東証1部値下がり率 で1位。出来高は68万8200株と、前週末までの過去1年間の平均16 万5714株を大きく上回る。

先週末14日に発表した決算資料によると、ユーシンは今期の連結 純利益を前期と比べ49%減の15億円と計画した。国内外の自動車生 産台数の増加などを背景に、10年11月期は29億2100万円(従来予 想25億円)と、前の期の9億2700万円の赤字から黒字転換した。

会社側によると、今期の大幅減益の要因はグローバル展開に伴う 人件費増と、国内外工場の拡張費。国内外の需要増を受け、短期間で タイや中国、広島の工場規模を大幅に広げる計画という。200億円程 度の資金が必要なため、減価償却費を織り込んだとしている。

社長室広報課の栢木基博次長は、「国内外ともに客数は増えている」 と指摘。業績見通しを例えて言うと、「一度しゃがみ込んでジャンプす る計画だ」と話していた。

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