欧州のジャンク債、銀行債より安全との見方強まる-信用市場

欧州のソブリン債務危機で銀行が 損失を被る公算が大きいとの懸念から、投資家の間では企業のジャンク 債(高リスク・高利回り債)が初めて、最も高リスクの銀行債よりも安 全性が高いと受け止められている。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 金融を除く高利回り社債のベンチマークに対する利回り上乗せ幅(スプ レッド)は、今月6日に銀行の劣後債のスプレッドを初めて下回り、現 在は29ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低い水準にある。 昨年11月より前の時点では高利回り社債のスプレッドは、平均で8段 階高い格付けの銀行債のスプレッドとの差が100bp以内に縮まったこ とはなかった。

バーゼル銀行監督委員会は今月13日、納税者の保護と金融機関の 破たん回避を目指し、銀行の劣後債による損失吸収の可能性を高めるル ールを発表した。一方、金融機関以外の低格付け企業は、1年にわたっ て世界市場を動揺させているユーロ圏の債務危機からの影響を比較的受 けにくいことが明らかになりつつある。

シュローダー・インベスト・マネジメントの運用担当者、ルーセッ ト・イバノルト氏(ロンドン在勤)は「銀行が依然として動揺している のは、ソブリン不安と監督当局からの支援の欠如が原因だ」と指摘した。

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