欧州株:売り優勢、AMRが安い-ユーログループは危機対策を協議

欧州株式市場では売りが優勢と なった。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)はソブリン債危機封 じ込めに向けた新たな戦略の協議を開始した。

アップル製携帯端末「iPhone(アイフォーン)」向け半導 体の設計を手掛けるAMRホールディングスは3%下落。アップルの スティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が医療休暇を取得し たことが売り材料。スペインのサンタンデール銀行を中心に銀行株も 安い。

一方、空港の警備用スキャナーを製造する英スミス・グループは

7.7%の大幅高。同社傘下のスミス・メディカル部門に対する買収案 を拒否したことが手掛かり。

ストックス欧州600指数は前週末比0.1%高の284.06で終 了。騰落比率は3対4。同指数は前週、週間ベースで1%上げた。欧 州指導者が債務危機の拡大を阻止する取り組みを強化するとの期待が 押し上げ要因だった。

ドイツ銀行(ロンドン)の世界戦略責任者、ジム・リード氏は リポートで、「ユーログループのこの日の会合は特効薬を早急に提示 できず、過去数日間に期待が高まっていた市場を失望させる可能性が ある」と述べ、「当局者が力強い相場上昇をみて、現在の政策措置で 十分だと判断する危険性がある」と語った。

17日の西欧市場では、18カ国中13カ国で主要株価指数が下落 した。スペインのIBEX35指数は1%安、イタリアのFTSE・ MIB指数は0.5%下げた。

ユーログループはこの日ブリュッセルで、債務危機に対応する 戦略の見直しについて協議を開始する。ドイツが基金の規模拡大への 反対姿勢を弱めており、ポルトガルは支援を要請することなく危機を 乗り切ると主張している。ドイツは、4400億ユーロ(約48兆 7000億円)の欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の規模拡大 と、恒久的な危機管理システムの策定、ユーロ圏の財政赤字基準の改 定について、3月を期限としたい考えだ。

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