アイルランド銀行、政府管理下入り回避に向けた計画検討中-関係者

2月末までに22億ユーロ(約 2400億円)の資本調達を監督当局から命じられたアイルランド銀行 は、過半数株式を政府に譲渡する事態を回避するための計画を検討し ている。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

決定はまだ下されていないとして関係者の1人が匿名を条件に語 ったところによると、アイルランド銀は政府に対し証券を発行し、い わゆる規制目的上の資本を高めることを選択する可能性がある。同証 券は、アイルランド銀がその後の株主割当増資で同規模の資本調達に 失敗した場合に限り、普通株に転換される。この計画はまだ初期段階 にある。

アイルランド政府は既に同行に36%出資しており、レニハン財 務相は必要に応じて追加資本を拠出する考えを示している。アナリス トらによると、同国中央銀行による金融機関の資本・流動性審査が3 月まで完了せず、2月末の資本調達期限の後になるとみられるため、 アイルランド銀は株主割当増資で苦戦する恐れがあるという。

グラス・セキュリティーズのアナリスト、マイケル・カミンズ氏 は、資本・流動性審査についての「適切な見識なくリスクを評価する ことはどんな投資家にとっても難しい」と指摘した。

アイルランド銀行の広報担当者、ダン・ローリー氏はコメントを 控えている。

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