【ECB要人発言録】金利を変更しないと確約しない-トリシェ総裁

1月10日から16日までの欧州 中央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者 の氏名をクリックしてください)。

<1月16日> トリシェ総裁(フランスのLCIテレビとのインタビューで):最近 のデータは、原油とエネルギーの全般的な価格上昇で説明できる。わ れわれは二次的影響の阻止に努めており、物価の全般的な上昇が起こ らないようにすることを目指す。

<1月15日> トリシェ総裁(独紙ビルトとのインタビューで):われわれは物価が 上昇しないか常に懸念しており、その動きを非常に注意深く見守って いる。

<1月14日> ウェーバー独連銀総裁(ドイツで講演):景気見通しはかなり明るさ を増した。インフレの中期的見通しへのリスクは現在のところ総じて 均衡しているが、上向きになることは十分にあり得る。

<1月13日> メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁(ルクセンブルク紙ターゲブラッ トとのインタビューで):ECBが経済成長を支援できるのは主要目 標であるインフレ抑制の妨げにならない場合だけだ。

トリシェ総裁(オランダのテレビ局RTLとのインタビューで):E Uは、財政安定成長協定を大幅に強化し、さらにマクロ経済政策の監 視体制を導入する必要がある。

トリシェ総裁(政策決定後の記者会見で):短期的に、総体的なイン フレに対する上向き圧力の兆候が見られる。主としてエネルギー価格 が原因だ。ただ、今までのところ中期的な物価動向がECBの物価安 定の定義の枠内で推移するとの当局の認識に影響を及ぼしてはいない。

インフレ率は一時的にさらに上昇する可能性があり、年末に向けて再 び低下するまで、2%超にとどまる公算が大きい。非常に厳密な監視 が必要だ。

トリシェ総裁(政策決定後の記者会見で):当局は決して、金利を変 更しないという確約はしない。ECBの金利水準は物価安定を維持す ることを目的に設定される。

<1月10日> トリシェ総裁(世界経済会議終了後の記者会見で):インフレの脅威 は新興国全般の特徴となっており、先進国で必ずしも見受けられるも のではない。インフレ期待の抑制を維持することは極めて重要であり、 そのために適切な決定が必要なのは明白だ。

回復が始まって以降、実体経済における事実と数値に基づいた結果を 注視しているが、それらは予想より良好だ。これまで、ユーロ圏にも それが当てはまると言えるだろう。

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