FRB、05年に住宅バブル認識しながら金利政策維持-議事録全文

米連邦準備制度理事会(FRB) のスタッフや政策当局者は、2005年に住宅バブルを認識しながらも住 宅ローンの拡大抑制に向けた利上げ策で予測可能な軌道の変更を怠っ たことが、同年の連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録全文で明 らかになった。

FOMCは当時グリーンスパン議長が率いており、政策金利を04 年12月末の2.25%から0.25ポイントずつ引き上げて05年末には

4.25%とした。FOMCはまた、将来の動きが「慎重」なペースにな ると毎回の声明で説明することで、利上げペースをめぐる不確実性を 排除していた。

カーネギーメロン大学のマービン・グッドフレンド教授は、「慎重」 なペースという文言が中長期の金利を低く抑えたことで住宅ブームが あおられたと指摘。インフレと資産価格の両方の不確実性からみて当 時としてはその表現は不適切だったと述べ、「FRBの大きな過ちだっ た」と語った。同教授は05年のFOMCにリッチモンド連銀の政策顧 問として数回出席した。

アトランタ連銀のグイン総裁(当時)は同年5月、フロリダ州の 住宅建設の「白熱した」状況や「これらの市場の投機に関する長引く 懸念」に言及していた。一方グリーンスパン議長は12月の時点ではま だ、声明から「慎重」という文言を削除することに反論し、削除すれ ば「当局が極めて急激な展開だと実際に受け止め始めたことをほのめ かすことになる。その判断を下すのは時期尚早だ」と発言していた。

グリーンスパン氏の広報担当者に電子メールでコメントを求めた が、回答は得られなかった。

--Josh Zumbrun and Scott Lanman in Washington contributed to this story. Editors: Christopher Wellisz, Carlos Torres

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kshugo@bloomberg.net Editor: Hitoshi Ozawa 記事に関する記者への問い合わせ先 Craig Torres in Washington at +1-202-654-1220 or ctorres3@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Christopher Wellisz at +1-202-624-1862 or cwellisz@bloomberg.net

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