NY金(14日):7週ぶり安値、逃避買い後退-欧州安定化に期待

ニューヨーク金先物相場は大幅反 落。終値ベースで7週間ぶりの安値に下げた。欧州連合(EU)指導 者らが経済安定への措置を講じるとの観測から、安全資産としての金 への需要が後退した。

外国為替市場ではユーロがドルに対し、週間ベースで2009年5 月以来の大幅高で推移。ドイツのメルケル首相は今週、ユーロ防衛の ために必要とあれば「いかなる行動も辞さない」と述べた。欧州中央 銀行(ECB)のトリシェ総裁は、インフレを抑制するために必要に 応じて金利を引き上げる可能性があることを示唆した。昨年はECB と国際通貨基金(IMF)がギリシャとアイルランドの救済を決める などユーロ圏が揺れる中、金は30%値上がりした。

ドイツのコメルツ銀行(フランクフルト)のアナリスト、ダニエ ル・ブリーゼマン氏は、「ユーロ圏は危機の最悪期を乗り切ったとの 見方が市場では広がっている」と指摘。「トリシェ総裁はECBの金 利政策への信頼をある程度取り戻した。それで安全への逃避としての 金への需要が落ちている」と説明した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物 2月限は前日比26.50ドル(1.9%)安の1オンス=1360.50ドル。 終値としては昨年11月22日以来の安値。一時は今月7日以来の安 値となる1354.60ドルまで下げた。

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