欧州債(14日):独2年債が続落、1年ぶり高利回り-利上げ観測台頭

欧州債市場ではドイツ2年債相場 が4日続落。欧州中央銀行(ECB)がインフレ加速に伴い、年内に 政策金利を引き上げるとの見方が強まった。

ドイツ2年債利回りはほぼ1年ぶりの高水準を付けた。この日発 表された昨年12月のドイツのインフレ率が約2年ぶりの高水準となっ たことが背景にある。ECB政策委員会メンバー、ウェーバー・ドイ ツ連銀総裁はこの日、ユーロ圏の見通しが「大きく」改善したとし、 インフレリスクが高まる可能性があるとの見方を示し、13日のトリシ ェ総裁の発言内容を踏襲した。この日はユーロ圏の高債務国の国債が 上昇したことから安全資産の需要が後退したことも、ドイツ国債の下 落要因だった。

バイエルン州立銀行のシニア債券ストラテジスト、マリウス・ダ ハイム氏(ミュンヘン在勤)は、「トリシェ総裁の発言は真剣に受け 止められている」と述べ、「同総裁は注意深く監視している。これは 総裁としての責務であり、驚くことではない。市場はインフレ発言に 反応しているが、やや過剰な反応かもしれない」と続けた。

ロンドン時間午後4時34分現在、ドイツ2年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.16%と、昨年 2月3日以来の高水準を付けた。同国債(表面利率1%、2012年12 月償還)価格は0.095ポイント下げ99.705。ドイツ10年債利回り は3.04%で前日からほぼ変わらず。3日連続で3%を上回っている。

ドイツ2年債と10年債のスプレッド(利回り格差)は8bp縮小 し188bpと、昨年11月30日以来の最小となった。

一方、スペイン10年債利回りは前日比2bp低下の5.36%。ド イツ10年債に対するプレミアム(上乗せ利回り)は229bpと、先 月9日以来の最小に近づいた。イタリア10年債利回りは5bp下げ

4.67%。スペインとイタリアは今週、国債入札をそれぞれ実施した。 ポルトガルも国債を発行した。

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