JPモルガン:投資銀の1人当たり報酬が減少、総額以上に人員が増加

資産規模で米2位の銀行、J Pモルガン・チェースの投資銀行部門の報酬は2010年に、総額で は前年比で増えたものの、従業員数の増加が金額の伸びを上回り、 1人当たり平均は前年よりも2.4%少なくなった。

JPモルガンは投資銀行部門の2010年報酬として97億 3000万ドル(約8100億円)を準備した。2万6314人の同部門 従業員1人当たりでは平均36万9651ドル(約3100万円)となる。 09年は従業員2万4654人に対して1人当たり37万8600ドルだ った。部門収入に対する報酬の割合は昨年が37%で、09年の33% を上回った。

債券トレーディングの不調などが響き、昨年の収入は前年から 減少したが、JPモルガンは人員を増やした。部門収入は前年比 7%減の262億ドルだった。報酬以外の経費も24%増えた。

ニューヨークの幹部報酬コンサルタント会社、ジェームズ・ F・リーダ・アンド・アソシエーツのシニアコンサルタント、デー ビッド・シュミット氏は「経済はまだ完全には回復していない」と して、「花形社員に高報酬を支払わなければならないのは変わらな いだろうが、人をつなぎ止めるために無茶をすることもないと銀行 は感じているだろう」と述べた。

この日の発表によると、JPモルガンの投資銀行部門は2010 年に1660人を採用し、人員は6.7%増えた。全行の従業員数は年 末時点に8%増の23万9831人だった。

10年10-12月(第4四半期)の投資銀行部門の純利益は前 年同期比21%減の15億ドル。全行では47%増益だった。投資銀 の利益が全体に占める割合は31%と、前四半期の29%から上昇。 前年同期は58%だった。

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