昨年12月の英生産者物価、前月比0.5%上昇-予想上回る

英国では、昨年12月の生産者 物価が市場予想を上回る上昇となった。食品と燃料が値上がりし、 イングランド銀行(英中央銀行)のインフレ抑制の取り組みが一段 と難しくなった。

英政府統計局(ONS)が14日発表した12月の英生産者物 価統計で、出荷価格指数は前月比0.5%上昇。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト15人の予想中央値は0.4%上昇 だった。食品価格が2年余りで最大の上昇となった。仕入れ価格指 数は前月比3.4%上昇し、昨年3月以来の大きな伸びを記録した。

12月の出荷価格指数は前年同月比4.2%上昇。仕入れ価格指 数は同12.5%上昇と、昨年4月以降で最大の伸びとなった。

英中銀の金融政策委員会(MPC)は13日、インフレ率が 2011年に入っても高止まりする見込みにもかかわらず、緊急的な 景気刺激措置の維持を決めた。キャメロン首相は今週、最近の消費 者物価の上昇は「懸念材料だ」とし、政策担当者は「困難な仕事」 に直面していると述べていた。

英財務省に勤務した経験があり現在は大和証券キャピタル・マ ーケッツヨーロッパ(ロンドン)のエコノミスト、ヘタル・メータ 氏は、「企業にはコスト上昇分を吸収する余地が幾分あるが、それ は限界に達するだろう」と指摘。「中銀には圧力がかかっているが、 当局は景気の二番底は何としても避けたいところだ。残念ながら、 当面の高インフレはそのために払わなければならない代償だ」と続 けた。

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