海外投資家が10週連続買い越す、米景気の回復期待-1月1週日本株

新年入りとともに日本株が上昇し た背景には、海外投資家の買いがあった。東京証券取引所が14日発表 した1月第1週(4-7日)の投資部門別売買動向(東証・大証・名 証の1・2部合計)によると、海外投資家が10週連続の買い越しとな り、買越額は2577億円となった。連続買い越し記録としては2008年 6月3週の12週以来、約2年半ぶりの長さ。

1月1週の日経平均株価は昨年末比3.1%高の1万541円と3週 ぶりに上昇。米国景気の回復期待や為替の円安傾向を好感した。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トによると、「景気回復を背景として、12月の米雇用統計も良くなる のではないかとの期待で欧米株が堅調だった流れから、日本にも資金 が流れた」という。ただ、日米株価とも足元では過熱感が出ているた め、「来週以降は海外投資家の買いが小休止となる可能性もある」と予 想していた。

このほかの主な買い越し主体では、証券会社の自己売買部門が10 週連続(買越額146億円)、事業法人が2週ぶり(同55億円)など。

半面、主な売り越し主体は、個人が10週連続(1668億円)、信託 銀行が4週連続(786億円)、生・損保が10週連続(270億円)などと なった。このうち、信託銀の売越額は昨年4月1週(1163億円)以来 の高水準。信託銀や生・損保など「金融機関は、最近の株価上昇に伴 って売り越しを増加させている」と、三浦氏は見ていた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE