米シティ:パンディットCEO就任以来初の黒字決算か-通期ベース

米銀シティグループは、3年前の ビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)就任以来初の黒字 決算を通期ベースで発表するもようだ。企業の合併・買収(M&A) 助言や引き受け業務の落ち込みをトレーディングや消費者向け銀行業 務がカバーしたとみられる。

2008年に計450億ドル(現在のレートで約3兆7200億円)の公的 支援を受けたシティの昨年10-12月(第4四半期)の純利益は、21 億9000万ドル程度がブルームバーグ・ニュースのまとめたアナリスト 11人の予想値で見込まれている。予想通りなら、10年通期の利益は115 億ドルとなり、06年以降最大となる。パンディットCEO就任後の2 年間で同行は計293億ドルの赤字を計上していた。

米ポーテールス・パートナーズのアナリスト、チャールズ・ピー ボディ氏は、同CEOが「受け継いで、ここ数年にわたって耐え忍ん だ痛みがようやく峠を越した兆しだ」と指摘。シティ株を買い推奨し ている。

パンディットCEOは14日で54歳になる。シティ株はこの1年 で43%上昇している。就任した07年12月11日から09年末にかけて の株価は90%下落した。18日に決算発表するシティの債券・株式トレ ーディング収入は第4四半期に倍余りに増えて約45億ドルとなり、こ れが業績回復に寄与したもようだ。JMPセキュリティーズのアナリ スト、デービッド・トローン氏が昨年12月に試算した。

シティの消費者向け銀行部門も第4四半期の好業績に貢献したと みられ、オッペンハイマーのアナリスト、クリス・コトウスキ氏によ ると、米州で増収となり、同部門の利益は倍近くの11億ドルとなった もようだ。

米銀の第4四半期決算はJPモルガン・チェースが14日、バンク・ オブ・アメリカ(BOA)が21日に発表する予定。アナリスト予想平 均によると、それぞれの利益は42億4000万ドル、26億1000万ドルと みられている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE