韓国の再利上げ、インフレ抑制に不十分の恐れ~一段のウォン高必要か

韓国は、世界的な金融危機以来3 回目の利上げと政府の物価抑制方針にもかかわらず、通貨ウォンが一 段と上昇して輸入コストを押し下げなければ、インフレを抑えられな い恐れがある。

韓国銀行(中央銀行)は13日、政策金利を0.25ポイント引き 上げ2.75%に設定。政府はインフレ加速を抑えるため、公共料金を 凍結し、一部食品の輸入関税を引き下げる方針を明らかにした。利上 げ後、ウォンは対ドルで2カ月ぶり高値に上昇したが、過去1年の上 昇率は米ドルに連動している香港ドルを除き、アジア通貨で最低だ。

野村ホールディングスのエコノミスト、クォン・ヨンスン氏はソ ウルで、「利上げがインフレ抑制効果を発揮できるのは、ウォン上昇が 容認される場合だけだ」と指摘。「この組み合わせは成長率を押し下げ る恐れがあるものの、インフレ圧力を抑える上で強い力となり得る」 と述べた。

韓国は中国や台湾などに続き、輸出競争力を維持し、景気拡大を 支援するため、自国通貨の上昇を抑制している。消費者物価指数(C PI)伸び率が中銀の目標上限(4%)を突破する恐れが出る中、昨 年12月の輸入物価指数がこの約2年で最大の伸びを示したことは、 ウォン上昇加速を求める圧力が強まっている兆候だ。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、ウォンは13日、前 日比0.5%高の1ドル=1114.18ウォンで終了。過去1年間で0.6% 上昇している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE