岩谷産株が急伸、燃料電池自動車向けの水素供給インフラで共同声明

産業・家庭用ガス専門商社の岩谷 産業株が急伸。一時、前日比7.1%高の273円と昨年5月17日(274 円)以来、約8カ月ぶりの高値を付けた。同社は13日、トヨタ自動車 を含む自動車メーカーなどと共同で、燃料電池自動車向けの水素供給 インフラ整備に向けた声明を発表、水素ビジネスの業容拡大を見込む 買いが膨らんだ。

岩谷産を含む13社が発表したリリースによると、同社など水素供 給事業者は燃料電池自動車量産車の2015年までの販売台数の見通し に応じて、約100か所の水素供給インフラの先行整備を目指すという。

証券ジャパンの大谷正之調査情報部長は、声明について「具体的 に水素供給インフラ整備が動き出し、現実にだいぶ近づいてきた」と 指摘。また、同社株はPERも低く、「材料もあり、需給も悪くない。 しかも割安だ」との見方を示した。

岩谷産株の今期(2011年3月期)予想1株利益24円43銭を基準 にした前日段階のPERは11倍と、約17倍の東証1部平均より低い。 また、東証公表ベースの信用取引状況を見ると、7日時点で買い残77 万株、売り残114万株となっており、株価急伸局面では売り方の買い 戻しが出やすい状況になっている。

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