【個別銘柄】輸出、ゴム、広告代理、Fリテ、スクリン、ダイセキ環

きょうの日本株市場で株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

輸出関連株の一角:東証1部売買代金上位では、キヤノン(7751) が1.3%安の4185円、ファナックが1.8%安の1万2810円、京セラ (6971)が2.1%安の8540円など軟調。米国の新規失業保険申請件数 が市場予想以上に増え、米景気への警戒で為替が円高方向に振れた影 響を受けた。午後のドル・円は1ドル=82円50銭台、前日の東京株 式市場の通常取引終了時点は83円8銭だった。根強い追加利上げ観測 から、中国上海総合指数が4日ぶり反落推移となったこともマイナス。

ゴム製品株:ブリヂストン(5108)が3.2%安の1564円、横浜ゴ ム(5101)が3.9%安の423円など。続落した東証ゴム製品株指数は 33業種中、下落率トップだった。原料高を背景にアナリストの間で弱 気の見方が相次いでおり、昨日の野村証券に続き、きょうは日興コー ディアル証券が13日付で国内大手タイヤメーカー3社の投資判断を 新規に「アンダーパフォーム」とし、悪材料視された。

博報堂DYホールディングス(2433):3.5%安の4775円。ゴール ドマン・サックス証券の小池隆由アナリストは13日付のリポートで、 「広告市場の月次前年比増減率のモメンタムは、1月がピークとなる 可能性が高い」と指摘、広告会社株のバリュエーションに割安感はな いとの見方を示した。2月以降は、前年実績のハードルが高くなると いう。電通(4324)も3.5%安の2605円と反落。

ファーストリテイリング(9983):6.4%高の1万2900円。野村証 券は14日、「当面は経費圧縮で利益確保」などと評価し、投資判断を 「2(中立)」から「1(買い)」に上げた。Fリテイリが13日に発表 した2010年9-11月(第1四半期)の連結純利益は、残暑の影響で 秋物販売が苦戦し、前年同期比35%減の227億円。今期(11年8月期) 計画については、売上高を従来比1.2%減の8460億円に下方修正した が、利益は維持した。

半導体製造装置メーカー:東京エレクトロン(8035)が3.2%高 の5550円、大日本スクリーン製造(7735)が4.2%高の666円など。 世界最大の半導体メーカーの米インテルは13日、1-3月(第1四半 期)の売上高は111億-119億ドル(約9184億-9846億円)の見通し と発表。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均107億ドルを 上回った。企業によるコンピューターやサーバーへの投資増加が背景 という。ことしの設備投資額も昨年比で大幅に増やす意向を示したた め、日本メーカーの需要増を見込む買いが入った。

ユニヘアー(8170):8.7%安の971円で東証1部の下落率2位。 11年2月期は、収益性が低下した営業店舗の減損損失50億6700万円 が発生する見込み。また繰越欠損金の回収可能性を判断した結果、59 億3700万円の繰延税金資産の取り崩しを計上する必要もあり、同期の 連結純損失予想を49億円から198億円に下方修正した。赤字拡大を嫌 気した売りが膨らんだ。

岩谷産業(8088):4.3%高の266円。一時275円と昨年5月以来 の高値を付けた。同社やトヨタ自動車を含む13社は前日、燃料電池自 動車向けの水素供給インフラ整備に向けた声明を発表、水素ビジネス の業容拡大を見込む買いが入った。リリースによると、同社など水素 供給事業者は燃料電池自動車量産車の15年までの販売台数の見通し に応じて、約100か所の水素供給インフラの先行整備を目指すという。

サカタのタネ(1377):5.1%高の1206円。一時5.7%高の1213 円と、昨年7月以来の高値を付けた。主力の野菜種子の売り上げが伸 び、10年6-11月期の連結純利益は前年同期比44%増となった。ま た発行済み株式数の2.18%に当たる100万株、金額で15億円を上限 に自己株式を取得すると前日発表。好業績や需給好転期待などから買 いが優勢となった。

タキヒヨー(9982):7.1%高の440円。発行済み株式総数の1.58% に当たる75万株、金額で3億円を上限に自社株取得を行うと13日に 発表。取得期間は14日から3月31日まで。需給好転が見込まれた。

不二越(6474):5%高の314円。一時8%高の323円と、08年 9月以来の高値を更新した。三菱UFJフィナンシャル・グループは 13日、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」、目標株価を297 円から380円に引き上げた。

ダイセキ環境ソリューション(1712):6.7%安の7万1300円。主 力の土壌汚染調査や環境分析事業で苦戦し、10年3-11月期は大幅な 減益となった。配当予想を引き下げたこともあり、業況の厳しさが嫌 気された。3-11月期の単独純利益は、前年同期比95%減の1900万 円。子会社株の急落で、親会社のダイセキ(9793)も6.87%安の1548 円と急反落。

イー・アクセス(9427):5%高の5万4800円。シンジケート・ ローン(協調融資)により、1650億円を調達することが事情に詳しい 関係者に対するブルームバーグの取材で分かった。みずほ銀行、三井 住友銀行、欧州の金融機関INGグループ、クレディ・アグリコルが アレンジャー(幹事)として融資を取りまとめるもようで、財務体質 強化を見込む買いが入った。

イワキ(8095):5.7%高の223円。持分法適用会社だったメルテ ックスが子会社になったことに伴い負ののれん発生益を計上するため、 10年11月期の連結純利益は3億8100万円と従来計画の2億5000万 円を53%上回ったもよう、と前日発表した。前の期実績は1億1800 万円の赤字。

日医工(4541):2.3%高の2930円。政府の普及促進策などを背景 に、ジェネリックの処方が増えている。11年11月期の連結純利益は 前期比16%増の45億円と、前期に続き過去最高を更新する業績計画 を前日に発表。中長期的な安定成長が見込める銘柄とみられた。

チタン工業(4098):11%高の447円と続伸し、52週高値を更新。 電気自動車などのリチウムイオン電池の部材として使われるチタン酸 リチウムの増産を図り、約26億円の設備投資を行うと前日午後の取引 時間中に発表。将来的な収益貢献を見込む買いが続いた。

アルプス電気(6770):3.3%安の991円。UBS証券は13日、投 資判断を「買い」から「中立」に下げた。同じく判断を「中立」に下 げられたニチコン(6996)も2.4%安の1188円と安い。

ジャパンエクセレント投資法人(8987):5.2%安の49万円。新投 資口の発行、投資口の売り出しを行うと13日に発表。これにより最大 168億円の資金を調達する。新投資口の発行規模は3万1000口、オー バーアロットメントによる売り出しとして3100口を予定、1口当たり 価値の希薄化、将来的な売り圧力の増加が嫌気された。

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