菅首相:与謝野氏を経財相に、財政再建路線鮮明-内閣改造(Update1

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菅直人首相は14日、民主党役員人 事と内閣改造を行う。「たちあがれ日本」を離党した与謝野馨元財務相 (72)を経済財政担当相に起用するほか、仙谷由人官房長官の後任に 枝野幸男幹事長代理(46)を充てる。国内主要メディアは官房副長官 に藤井裕久元財務相(78)を起用するとも報じた。要職に歴代の財務 相経験者を配置することで財政再建路線を重視する姿勢が鮮明になっ た。

菅首相は同日午前の閣議で、内閣改造に向けて閣僚の辞表を取り まとめた。仙谷氏は閣議後の記者会見で、後任の官房長官に「政治と カネ」の問題についてどのような姿勢を期待するかとの質問に対し、 「新しい官房長官は私よりもっともっと厳しい。枝野さんはおカネを 使わないで選挙ができる時代になってマイク一本で当選してきた」と 述べ、枝野氏が就任することを認めた。

仙谷氏によると、首相は閣議で改造を断行する理由について、体 制を強化して、重要政策を強力に推進して実現したいと語った。

首相は14日中に記者会見を行い、内閣改造のねらいなどについて 説明する。「脱小沢一郎路線」の象徴的存在で昨年夏の参院選大敗の責 任者である枝野氏の官房長官起用や、直前まで野党議員だった与謝野 氏を閣僚に引き抜くことに対しては身内である民主党内から反発も出 そうだ。昨年6月に発足した菅内閣は同9月の民主党代表選後に内閣 改造を行っており、今回が2度目となる。

内閣改造・党役員人事をめぐっては、岡田克也幹事長と野田佳彦 財務相、前原誠司外相、蓮舫行政刷新担当相らの留任が固まった、と 共同通信は14日、報じた。仙谷氏は党の要職で起用される見通しだと いう。朝日新聞電子版は同日、藤井元財務相を官房副長官に内定した と伝えた。

一方、共同通信によると、昨年の臨時国会で仙谷氏と共に参院で 問責決議を受けていた馬淵澄夫国土交通相の後任に大畠章宏経済産業 相、大畠氏の後任に海江田万里経済財政担当相をそれぞれ横滑りさせ る。また、岡崎トミ子国家公安委員長は退任させ、中野寛成元衆院副 議長(70)を起用、仙谷氏が兼務していた法相には江田五月前参院議 長(69)を起用する方針という。

--取材協力:Editor: Hitoshi Sugimoto, Takeshi Awaji

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