英中銀:資産購入規模と政策金利を維持-緊縮財政に配慮

イングランド銀行(英中央銀行) は13日の金融政策委員会(MPC)で、資産買い取りプログラムの 規模を据え置くとともに、政策金利も過去最低に維持した。当局者は キャメロン政権の緊縮策がインフレ加速を抑制するのに役立つとの 判断から、刺激策の据え置きを決定した。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査では、 39人全員がキング総裁ら9人から成るMPCが資産買い取り規模を 2000億ポンド(約26兆円)に維持すると見込んでいた。

また政策金利に関する別の調査では、61人全員がレポ金利を過 去最低の0.5%に据え置くと予想していた。

キャメロン首相は今週、インフレについて「懸念している」との 認識を示した。インフレ率は6カ月ぶり高水準で、政府目標上限の 3%を上回っている。中銀当局者は、政府の歳出削減で増税と石油値 上がりに伴う物価上昇を抑制できるとの見方を示した。資産買い取り 規模は過去1年間、変わっていない。

イングランド銀行(英中央銀行)での勤務経験もあり、現在はナ ショナル・オーストラリア銀行(NAB)でエコノミストを務めるデ ービッド・ティンズリー氏(ロンドン在勤)は発表前、「今後数カ月 で金利を変更するのは軽率となるだろう」と述べ、「財政政策の引き 締めで、金融政策を緩和する要求が出てくるだろう」との見方を示し た。ただ、「主要インフレ率が中銀の信頼性を損なうとの見方を共有 している」と付け加えた。

英インフレ率は昨年11月に3.3%へと加速し、保守党が政権を 樹立した5月以来の高い伸びとなった。中銀はインフレ率が2011年 を通じて2%の目標を上回る水準で推移すると予想している。

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