昨年の円高倒産件数は前年比3.4倍-通貨デリバティブ損失が拍車

民間信用調査機関の東京商工リサ ーチが13日発表した調査結果によると、2010年の円高関連倒産は75 件と、前年の22件から約3.4倍に急増した。昨年の円ドル相場は、 11月に一時80円22銭に上昇するなど円高基調で推移した。

負債総額は、前年比89.6%増の1115億4800万円。業種別では、 卸売業が39件と最多で、次いで製造業が27件、小売業が4件など。 このうち、通貨デリバティブ(金融派生商品)の損失に関連した倒産 が26件に上り、全体の約35%を占めた。輸入業者などが契約した商 品に想定外の評価損が膨らみ、「差損決済を迫られるケースが多くな っている」と商工リサーチは発表資料で指摘している。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE