マンハッタンの集合住宅賃貸契約、10-12月期は前年比3倍増

米ニューヨーク・マンハッタン の集合住宅市場は、2010年10-12月(第4四半期)に賃貸契約件数 が前年同期の約3倍に増加する一方で、家主が借り手への値引き額を 減らすなど、需給のひっ迫を示す兆候が見られた。

ニューヨークの不動産鑑定会社ミラー・サミュエルと不動産ブロ ーカーのプルデンシャル・ダグラス・エリマン・リアル・エステート の13日のリポートによると、10-12月期の賃貸契約件数は7217件と、 前年同期の2456件から増加した。在庫は26%減の3862戸、賃貸契約 に要した日数は平均44日となり、42%短縮した。

ミラー・サミュエルのジョナサン・ミラー社長は、「テナント側に 極めて有利だった状況から、揺り戻しがあったようだ」と指摘。「現在 は均衡点には至らないものの近づいている。それは値引きが目安とな るが、値引きはなくなっていない」と説明した。

ミラー・サミュエルによれば、月額賃貸料(中央値)は前年同期 比1.7%上昇の2950ドル(約24万5000円)、1平方フィート(0.093 平方メートル)当たりの年間賃貸料は49.13ドルだった。不動産ブロ ーカー、シティ・ハビタッツの12日のリポートは、マンハッタンの 10-12月の平均賃貸料が5.9%上昇し3127ドルになったとしていた。

ミラー・サミュエルによると、10-12月期の賃貸契約の約41%で 1カ月分の値引きが行われていたが、前年同期の値引きは通常2、3 カ月分で、適用された契約の割合も大きかった。

ミラー氏は、賃貸料は安定しているものの、「値引きは1年前から 大きく縮小した」と指摘した。

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