英中銀のインフレ対応、緊縮財政に影響も-きょうは金利据え置き予想

【記者:Scott Hamilton】

1月13日(ブルームバーグ):イングランド銀行(英中央銀行) が目標を上回るインフレ率に対処することで、キャメロン英首相や過 去最大の財政赤字を削減する同首相の計画は厳しい状況に見舞われる 恐れがある。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査によると、英中銀 は13日の金融政策委員会(MPC)で政策金利を0.5%に据え置く とともに、資産買い取り規模も2000億ポンド(約26兆2000億円) に維持する見通し。ただ、インフレ期待の高まりから英中銀が数カ月 以内に利上げを余儀なくされるとの見方が強まっている。そうなれば、 緊縮財政の影響を受け始める英景気がさらに圧迫されることになる。

シティグループやソシエテ・ジェネラル、BNPパリバは先週、 インフレ圧力の高まりを背景に、英中銀が信頼維持に向けて従来の予 想より速いペースで利上げするとの見通しを示した。キャメロン首相 も9日、インフレが「懸念材料」だと指摘した。同首相の財政赤字削 減計画は、金融政策が景気回復を引き続き下支えするかどうかに左右 されそうだ。

VTBキャピタル(ロンドン)のエコノミストで、英財務省に在 籍した経験があるニール・マッキノン氏は電話インタビューで、「利上 げは英経済にとって大きな災難になるだろう」とした上で、「英中銀が 信頼回復に努めることは、政府の信頼喪失につながるかもしれない」 と述べた。

英中銀はロンドン時間13日正午(日本時間同午後9時)にMP Cの結果を発表する。エコノミスト44人を対象にした調査の中央値 によれば、英政策金利は年内に1回引き上げられて10-12月期に

0.75%となる見込みだ。

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