米AIGの資産売却、会社を弱体化させる-グリーンバーグ元CEO

米保険会社アメリカン・インター ナショナル・グループ(AIG)のモーリス・グリーンバーグ元最高経 営責任者(CEO)は、同社が台湾部門、南山人寿保険などの資産を 売却していることについて、会社の弱体化につながっているとの認識 を示した。AIGは現在、公的資金の返済に取り組んでいる。

グリーンバーグ氏は12日、ブルームバーグテレビジョンの番組 「インビジネス・ウィズ・マーガレット・ブレナン」のインタビュー で、「もちろんAIGは自らを弱体化させている」と指摘。南山人寿を 21億6000万ドル(約1800億円)で売却したことについて、「優れ た措置」ではなかったとの見方を示した。

AIGは2008年9月に米政府の支援を受けて以降、計500億ド ル余りの資産売却を発表している。グリーンバーグ氏退任後4人目の CEOであるロバート・ベンモシュ氏(66)は、米国外の生保事業を 売却し、世界の損保事業に経営資源を集中している。

グリーンバーグ氏(85)は「AIGの事業は今後さらに不安定に なる」との見通しを示した。同社の広報担当マーク・ハー氏は、コメ ントを控えた。

グリーンバーグ氏率いるスター・インターナショナルは10年3 月19日、AIGの持ち株1400万株のうち最大1000万株を売却する ことで合意したことを明らかにした。ブルームバーグのデータによる と、スターは、フェアホルム・キャピタル・マネジメント、米政府に 次ぐAIGの3番目の大株主。

AIGは、南山人寿の株式97.57%を台湾の潤泰集団が出資する 投資会社に売却することで合意した。同集団傘下の潤泰紡織が12日、 台湾証券取引所への届け出で明らかにした。

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