スペイン政府、入札控え安堵感-ポルトガルの成功で(Update1)

13日に今年初の国債入札を予定し ているスペイン政府は、安堵の胸をなでおろしているに違いない。12 日に実施されたポルトガルの国債入札が順調だったことに加え、域内 救済基金拡大の議論に弾みがついてきたからだ。

スペインは最大30億ユーロ(約3300億円)の5年債発行を計画 している。同年限の既発債の利回りは13日の流通市場で4.765%と、 昨年11月4日の入札時の3.576%から上昇している。イタリアもこの 日、最大60億ユーロの調達を目指している。

スペインの10年債利回りは今週、10年余りで最高に達した。ギ リシャとアイルランドに続き、ポルトガルが救済要請に追い込まれる との懸念が背景。12日のポルトガルの入札で、10年債の平均落札利回 りは前回を下回った。欧州の指導者らは危機拡大の阻止に向けた包括 案の取りまとめに本腰を入れ始めている。

JPモルガン・チェースの欧州金利ストラテジー責任者、パバ ン・ワドワ氏は「ポルトガルの入札がほぼうまくいったことを考える と、スペイン入札で問題が生じるとは思わない」として、「疑問が大 き かったのはポルトガルの方で、それが乗り切れたのだから」と話した。

スペイン国債のドイツ債との利回り格差はこの日、239ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)となっている。昨年11月30日に 付けたユーロ導入来の最大は298bp。

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