【個別銘柄】金融、不動産、チタン関連、電通、ブリヂスト、Fリテ

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

金融株:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が前日比

1.3%高の464円、野村ホールディングス(8604)が3%高の551円、 アコム(8572)が10%高の1316円など。ポルトガルが12日実施した 2020年償還債5億9900万ユーロ(約650億円)の国債発行では、応 札倍率が3.2倍と昨年11月の2.1倍を上回った。ポルトガルの国債入 札を順調に消化し、同日の米S&P500種株価指数の業種別10指数で 金融は値上がりトップ。金融株の上昇が目立った欧米株式市場の流れ を日本も受け継いだ。

中央三井トラスト・ホールディングス(8309):5%高の354円。 4月に発足する三井住友トラスト・ホールディングスの社長に就任す る中央三井Hの田辺和夫社長は、「三井住友トラストの配当性向は 30%の目標を基本方針とする」と述べたと13日付の日本経済新聞朝刊 が報道。2000億円残る公的資金の返済見通しは、「必要な剰余金はす でにたまっている」と、インタビューで話したという。統合相手の住 友信託銀行(8403)株は5.3%高の537円。株主還元を重視する姿勢 などが評価された。

不動産株:東証不動産株指数が2.2%高と、33業種でその他金融、 証券に次ぎ上昇率3位。商業不動産ブローカーの米CBリチャード・ エリスが12 日発表した空室率状況によると、昨年10-12月期の東京 23区の空室率は、Aクラスビルで4.9%と前期から0.5ポイント低下 した。Aクラスビルは、都心5区で延べ床面積1万坪以上の大規模オ フィスを指す。市況改善を見込む買いが続いた。個別では、東京都北 新宿の大規模複合再開発事業「新宿フロントスクエア」の計画概要を 12日に発表した三菱地所(8802)が、3.3%高の1610円。

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726):8.1%高の4220円。東邦 チタニウム(5727)も7.7%高の2139円と買われた。欧州航空機メー カーのエアバスは11日、インドの格安航空会社インディゴが、小型機 「A320」シリーズ180機を発注する計画と発表。発注総額は表示価格 ベースで150億ドル(約1兆2500億円)相当と、航空業界史上で最大 規模。航空機に使われるスポンジチタン需要の拡大が見込まれている。

チタン工業(4098):1%高の404円。電気自動車などのリチウム イオン電池の部材として使われるチタン酸リチウムの増産を図り、約 26億円の設備投資を行う。同社が午後2時30分に公表した報道資料 によると、設備投資のうち、最大9億6000万円は国からの補助金でま かなう予定。2010年度低炭素型雇用創出産業立地推進事業費補助金に 応募したところ、補助金の交付が決定したという。

電通(4324):5%高の2700円。2010年12月の単体売上高は前 年同月比6.3%増の1265億円だった。主軸のテレビが2%増となった ほか、新聞、インタラクティブメディア、マーケティング・プロモー ション、クリエーティブも前年実績を上回った。

ブリヂストン(5108):3.4%安の1615円。天然ゴム価格高騰の影 響で2011年12月期の利益は伸び悩むなどとし、野村証券は12日付で 投資判断を「1(買い)」から「2(中立)」に引き下げた。東証ゴム 製品株指数は2.6%安と、33業種で唯一の下落。

ファーストリテイリング(9983):1.2%安の1万2120円。日経平 均のマイナス寄与度1位。13日午後3時過ぎに予定していた第1四半 期(9-11月)決算の発表時間を延期すると、午後終盤に伝わったこ とを受け急速に弱含んだ。きょう中には発表する予定。広報担当の長 谷太介氏が語った。

岡野バルブ製造(6492):3.6%高の699円。国内で原子力発電所 のメンテナンス事業が伸び、10年11月期の連結純利益は前の期比4% 増の10億1800万円になったと13日に発表。11年11月期の純利益は 前期比6.1%増の10億8000万円を見込む。

コスモス薬品(3349):2.2%安の3165円。季節商材を中心に売上 が堅調に推移し、10年6-11月期の連結営業利益は前年同期比11% 増の49億円となった。会社側の事前予想(42億円)を18%上回った にもかかわらず、景気の先行きが読めないとし、11年5月通期の予想 値を据え置いたことが嫌気された。

タカタ(7312):3.6%高の2666円。野村証券は12日、米国市場 回復の追い風に加え、新興国での増収も見込まれるとし、投資判断を 「2(中立)」から「1(買い)」、目標株価を2450円から3350円に上 げた。同社はシートベルトやエアバッグなど自動車安全部品を展開。

ケーヒン(7251):3.6%高の1980円。ドイツ証券は12日、新興 国での二輪車需要拡大などが貢献して業績は回復すると指摘し、投資 判断「買い」で新規に調査を開始した。12年3月期の連結営業利益は 280億円と、過去最高益を更新すると予想している。

上新電機(8173):2.2%高の821円。野村証券は12日、投資判断 「1(買い)」、目標株価1080円で新規に調査を開始した。これまでの 経営再建で収益構造が改善しているほか、将来に向けた出店も着実に 進めており、勝ち組企業の1つとして注目できようとしている。

コーナン商事(7516):2.9%高の1125円。11年2月期の単独純 利益は従来予想を11%上回り、前期比2.6倍の56億9000万円になる 見通しと、12日に発表。10年3-11月期の売上総利益率が34%と、 前年同期比1.5ポイント改善、為替差損の減少も利益を押し上げた。

リンガーハット(8200):3.1%高の1110円。11年2月期の連結 営業利益は従来予想を18%上回る前期比63%増の15億2000万円にな る見通しと、12日に発表。昨年10月に開始した野菜の国産化が客の 支持を受けて好調なほか、新商品「野菜たっぷりちゃんぽん」の売れ 行きも良いという。販管費の抑制も利益面で寄与する。

リンテック(7966):4.5%高の2291円。年内にタッチパネルなど の部材用の光学フィルム膜を2倍に増産し、半導体チップの製造工程 で使う粘着テープの生産量を3割増やすと、13日付の日経新聞朝刊が 報じた。主力工場に総額42億円を投じ製造設備を増強するという。

ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(2769):8.9%高の36 万6000円と連騰。エリアマネジャー専任化による指導力強化の効果で、 足元の販売が回復傾向にあるとし、野村証券は12日、目標株価を50 万4000円から54万7000円に上げた。投資判断「1(買い)」を継続。

三井物産(8031):1%高の1451円。ブラジルの穀物ブローカー、 マルチグレインの未保有株式を、米最大の農業協同組合CHSと別の 株主から取得する方向で協議中であることが明らかになった。CHS の出資分44.2%を取得することで、三井物の保有比率は88.4%に上が るという。話し合いに詳しい関係者2人がブルームバーグに語った。

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