米トウモロコシ・大豆・小麦:軒並み上昇-米国の在庫予想引き下げで

シカゴ商品取引所(CBOT)で はトウモロコシと大豆相場は2008年7月以来の高値に達し、小麦相場 も上昇した。米政府が米国の在庫見通しを引き下げ、需要が拡大し悪天 候で収穫が打撃を受けるなか食糧供給の逼迫(ひっぱく)が示唆された ことが要因。

米農務省の12日の発表によると、米国のトウモロコシ生産は昨年、

4.9%減少した。これにより、2011年の収穫前の在庫は15年ぶりの低 水準に落ち込む見通し。大豆の生産高予想も1.4%引き下げ、小麦の国 内在庫については前年同期比で16%減少するとの見方を示した。

主に飼料用となるトウモロコシの相場は過去1年間で61%、大豆 と小麦は40%以上上昇している。商品コンサルタント会社、アグリソ ース(シカゴ)のダン・バス社長は、世界の農地では「これ以上問題に 対応する余地はない」と指摘。「天候に関連して何らかの問題が発生す れば、トウモロコシと大豆は過去最高値を更新するだろう。それより確 率は低いが、小麦先物も同様の状況だ」との見方を示した。

シカゴ商品取引所(CBOT)のトウモロコシ先物3月限は、前日 比24セント(4%)高の1ブッシェル当たり6.31ドルと、昨年12 月1日以降で最大の上昇率を示した。一時は値幅制限いっぱいの30セ ント上げ6.37ドルと、08年7月以来の高値を付けた。

大豆先物3月限は58セント(4.3%)高の同14.15ドルと、上昇 率は10月8日以降で最大。一時は値幅制限いっぱいの70セント上げ、

14.27ドルと、2年5カ月ぶりの高値に達した。

小麦先物3月限は5営業日ぶりに反発し、11セント(1.4%)高の 同7.705ドル。

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