ブラジル株:1カ月ぶり大幅高、予想上回る小売売上高の伸びで

12日のブラジル株式市場では、指 標のボベスパ指数が3日続伸し、1カ月ぶりの大幅高となった。同国 の11月の小売売上高が大幅に伸びたほか、欧州債務危機が和らぎ、世 界の景気回復につながるとの見方が材料。

生活用品など消費財のイーペルマルカスが高い。小売売上高の予 想を上回る伸びが好感された。住宅建設のブルックフィールドは大幅 高となり、不動産株の上げを主導した。昨年10-12月(第4四半期) の住宅成約額が前年同期比29%増となったことが手掛かり。金属相場 の上昇を受け、鉄鉱石生産で世界最大手のヴァーレと同業のMMXミ ネラサン・エ・メタリコスも上昇。ブラジル石油公社(ペトロブラス) は、12月の同社ガソリン販売が過去最高となったほか、ニューヨーク 原油先物相場の続伸を材料に買い進まれた。

ボベスパ指数は前日比1.7%高の71632.90で終了し、昨年12月 1日以来の大幅上昇。同指数構成銘柄のうち値上がりは53銘柄、値下 がりは13銘柄。通貨レアルは0.6%高の1ドル=1.6734レアル。

証券会社フツーラ・コレトラの株式担当責任者、レナト・バンデ イラ・ジ・メロ氏(サンパウロ在勤)は「市場は欧州危機をより楽観 的に見始めている」と指摘。また、小売売上高統計は「企業にとって 極めて良い兆候だ」と述べた。

この日発表されたブラジルの11月の小売売上高は前月比1.1%増 となり、ブルームバーグがまとめたエコノミスト29人の予想中央値 (0.5%増)を上回る伸びとなった。前年同月比では9.9%増で、予想 の9.6%を上回った。

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