欧州株:続伸、ポルトガル国債入札やEU取り組みを好感-銀行株高い

欧州株式相場は続伸し、ストッ クス欧州600指数は2年4カ月ぶり高値を付けた。欧州連合(EU) が域内の債務危機の拡大阻止に向けた取り組みを強化するとの観測が 強まった。

10%高となったイタリアのインテーザ銀行を中心に銀行株が上 昇した。ポルトガルの10年債入札が順調だったことがきっかけ。ド イツのメディア企業、スカイ・ドイチェランドは31%の大幅高。親 会社のニューズ・コープから増資を得たことが買いにつながった。航 空宇宙・防衛関連企業、EADSは2.1%上げた。傘下の航空機メー カー、エアバスが商業用航空業界で史上最大規模の受注を獲得したこ とが材料視された。

ストックス欧州600指数は前日比1.4%高の285.79で終了。 欧州債務危機が一層拡大するとの懸念が後退したことから、2日間の 上げとしては約6週間で最大となった。

ウニクレディト(ミラノ)の債券ストラテジスト、ルカ・カツラ ーニ氏は、「この日の国債入札では需要が極めて好調で、規模が大き くなければポルトガルが独自に資金を調達できることを示した」と発 言。「成長への足かせとなる買い入れコストの水準がマイナス面だ。 将来的に改善する必要がある」と付け加えた。

EUの行政執行機関、欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当) はこの日、ソブリン債危機の封じ込めに向けた「包括案」を呼び掛け た。

12日の西欧市場では、18カ国中16カ国で主要株価指数が上昇。 ギリシャのアテネ総合指数が5%上げ、スペインのIBEX35指数 が5.4%高となった。

ストックス欧州600指数を構成する19産業グループの中で銀 行指数が最高のパフォーマンスを示した。イタリアのウニクレディト は9.7%高、スペインのサンタンデール銀行は9.6%上げた。ギリ シャのアルファ銀行は7.1%上昇した。

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