欧州債:ドイツ国債が下落、メルケル首相のユーロ防衛表明で

欧州債市場ではドイツ国債相場が 下落し、同10年債利回りは6週間余りで最大の上げとなった。メルケ ル独首相が、ユーロ防衛に向けて必要とあればいかなる措置をも講じ ると表明したことが背景にある。

ポルトガルがこの日実施した10年債入札では借り入れコストが低 下し、需要が高まったことから、同国債は3日続伸となった。メルケ ル首相の発言は、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会のレ ーン委員(経済・通貨担当)がソブリン債危機の封じ込めに向けた 「包括案」を呼び掛けたことを受けたもの。

欧州各国政府は、ポルトガルへの支援と債券の買い戻し、救済融 資の金利引き下げ、債務保証などを、金融危機を沈静化させる包括案 の一部として検討している。協議について知る関係者2人が明らかに した。

ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)のシニア債券スト ラテジスト、リチャード・マクガイアー氏は、「最終的には周辺国を 支えようとする意思が見受けられる。つまりはユーロ圏の中心国の負 担が増えることを暗示している」と語った。

ロンドン時間午後4時39分現在、ドイツ10年債利回りは前日比 12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上げ3.05%。一時は 13bp上昇し、昨年11月24日以降で最大の上げとなった。同国債 (表面利率2.5%、2021年1月償還)価格は0.995ポイント下げ

95.315。2年債利回りは9bp上げ0.99%。

ブルームバーグのデータによると、ポルトガル10年債の独10年 債に対するプレミアム(上乗せ利回り)は25bp縮小し372bp。ポ ルトガル10年債利回りは過去2日で37bp下げた。複数のトレーダ ーによると、欧州中央銀行(ECB)がポルトガル国債を購入した。 この日の利回りは7%。昨年11月11日は7.25%と、少なくとも 1997年以来の高水準だった。

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