英国債:下落、ユーロ圏債務危機の懸念緩和-中銀MPCを控え

英国債相場は下落した。ポルト ガルの国債入札でユーロ圏の債務危機が悪化するとの懸念が和らぎ、 高リスク資産に対する需要が高まったことが背景にある。

10年債利回りは上昇し、8カ月高水準に近づいた。インフレ加 速が借り入れコストを今年後半に押し上げるとの観測が広がった。イ ングランド銀行(英中央銀行)は13日に金融政策委員会(MPC) を開く。

ポルトガル国債相場はこの日に上昇した。同国が実施した5億 9900万ユーロ規模の10年債入札は、前回よりも好調だった。欧州 各国政府は、ポルトガルへの支援と債券の買い戻し、救済融資の金利 引き下げ、債務保証などを、金融危機を沈静化させる包括案の一部と して検討している。協議について知る関係者2人が明らかにした。英 国株式の指標であるFT100種指数は続伸した。

ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)のシニア債券スト ラテジスト、リチャード・マクガイアー氏は、「ポルトガルの国債入 札は比較的順調で、安全資産の魅力が幾分失われた。その結果、ド イツ国債が売られ、英国債もこれに追随した」と述べ、「インフレ懸 念もあり、これが当面、英国債に圧力を加え続ける公算が大きい」と 続けた。

ロンドン時間午後4時現在、10年債利回りは前日比8ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の3.63%と、先月16日に 付けた5月以来の高水準となる3.65%の水準に接近した。同国債 (表面利率4.75%、2020年3月償還)価格は0.67ポイント下げ

108.63と、先月16日以来の安値となった。2年債利回りは4bp 上昇の1.33%。

ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によると、イングラ ンド銀は13日の政策決定会合で政策金利を過去最低の0.5%に据え 置き、債券購入計画の規模を2000億ポンドに維持するとみられてい る。英インフレ率は昨年11月に3.3%と、前月の3.2%から加速し、 9カ月連続で政府目標上限の3%を上回った。

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