ドイツ首相:ユーロ防衛に必要なら「いかなる措置」も支持

ドイツのメルケル首相は、高債務 国向けの欧州救済基金の条件変更を同国は支持する用意があると示唆 し、ソブリン債危機の緩和に必要であればいかなる措置も講じる意向 であることを強調した。

メルケル首相は12日、ベルリンでイタリアのベルルスコーニ首相 と共同会見し、「われわれはユーロを支えるために必要ならばいかなる 措置をも支持する。救済基金についても同様だ」とした上で、「われわ れはギリシャ危機以来、ずっとこう述べてきた。われわれはユーロを 支える」と発言した。

ギリシャとアイルランドの救済やポルトガルとスペインの予算削 減、恒久的な危機管理メカニズム創設での合意などが、債券市場の沈 静化につながらなかったことを受け、メルケル首相はユーロを支える 追加措置を支持する可能性がある。同首相は12日、国際通貨基金(I MF)のストロスカーン専務理事と、ユーロ支援について協議する予 定。

INGグループのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏(ブ リュッセル在勤)はインタビューで、「彼らは学んでおり、立場を変え つつある」と指摘。「われわれはみな、一国が救済措置を受けたからと いって、他国への波及や憶測に終止符が打たれるわけではないという ことを学んだ」と説明した。

メルケル首相の発言は、欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州 委員会のレーン委員(経済・通貨担当)がソブリン債危機の封じ込め に向けた「包括案」を呼び掛けたことを受けたもの。この提案には、 4400億ユーロ(約47兆9500億円)規模の欧州金融安定ファシリティ ー(EFSF)の「規模と範囲」の拡大も含まれている。

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