欧州銀行債の保証コストが低下、ポルトガルへの支援観測-CDS市場

12日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、欧州銀行債の保証コストが低下した。 ポルトガルの国債入札を控え、アジアの政府系ファンドや中央銀行が 債務に苦しむ同国の資金調達を支援するとの観測が高まったことが背 景。

JPモルガン・チェースによると、欧州の銀行・保険25社の優先 債で構成するマークイットiTraxx金融指数はロンドン時間午前 9時半(日本時間午後6時半)現在、8ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)低下し192bpとなった。10日には209bpと、終値 ベースで過去最高となった2009年3月の210bpに迫っていた。

欧州中央銀行(ECB)がポルトガル国債を購入しているとの観 測が、借り入れコスト上昇で同国が救済要請を余儀なくされるとの懸 念を和らげるのに寄与した。野田佳彦財務相は11日に欧州金融安定フ ァシリティー(EFSF)が発行する債券を購入する意向を示した。 スペインやイタリアが国債入札を準備する中、中国も支援を示唆して いる。

CMAによれば、ポルトガルを中心に欧州諸国の国債保証コスト が低下した。ポルトガル国債のCDSスプレッドは20bp低下の516 bpとなり、西欧諸国の国債15銘柄のCDSスプレッドで構成するマ ークイットiTraxx・SovX西欧指数を4bp低下の210bp に押し下げた。

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