ルービニ教授:ブラジルの歳出削減計画に欠陥-一段の資金流入の恐れ

米ニューヨーク大学のヌリエル・ ルービニ教授は、ブラジルのマンテガ財務相が提案した歳出削減に よるレアル高の抑制策について、欠陥があるとの見方を示した。同 教授は世界的な金融危機を予測したことで知られる。

マンテガ財務相は4日、ブラジルは需要抑制とインフレ沈静化 に向けて「強力な財政措置」を計画していると表明し、それによっ て中銀が利下げを実施する余地が生じると述べた。同相は、金利低 下が外国人投資家による固定金利資産の需要を抑え、過去2年で 37%上昇したレアル相場への歯止めにつながるとするブラジル中銀 のフラガ元総裁などのエコノミストの主張を繰り返した。

ルービニ教授はそうした措置が逆効果となり、海外からの資金 流入が減らずに逆に増加する恐れがあるとみている。歳出削減で財 政赤字が減少すれば、同国の信用力が高まることを理由に挙げた。 政府支出削減で、記録的な水準にある同国の経常赤字も抑えられ、 レアル高をあおるだろうとも指摘した。

同教授は7日の電話インタビューで、「主張には納得していない」 と指摘。「財政的に健全であれば、国家としての魅力はさらに増し、 一段の資金流入を招く可能性がある」との見方を示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE