マンハッタンのオフィス賃貸料、約2年ぶり反発-リーマン破綻以来初

【記者:David M. Levitt】

1月11日(ブルームバーグ):ニューヨーク・マンハッタンのオフ ィス賃貸料は昨年10-12月(第4四半期)に約2年ぶりの上昇に転じ た。商業用不動産ブローカーのクッシュマン・アンド・ウェイクフィ ールドが明らかにしたもので、空室需要急増で貸し手側が有利に転じ た。

11日の同社リポートによると、賃貸料(提示ベース)は1平方フ ィート(0.093平方メートル)当たり54.34ドル(約4520円)に上昇。 9月末時点は同53.80ドルだった。賃料の上昇は、米証券会社リーマ ン・ブラザーズ・ホールディングスの経営破綻が世界の信用市場凍結 のきっかけとなった2008年7-9月(第3四半期)以来で初めて。た だ、同四半期のピーク時を依然、26%下回っている。

クッシュマンのジョセフ・ハーバート最高執行責任者(COO) はメディア向け説明会で、賃料の上昇はマンハッタンのオフィス市場 の回復を示す複数の兆候の中の1つだと指摘。賃料が上がる前に契約 を交わそうとする借り手側の動きを受け、第4四半期のオフィス賃貸 の総面積は750万平方フィート(約69.7万平方メートル)と、06年 7-9月(第3四半期)以来で最大となった。

同COOはこの流れが「続いているとみている」と発言。「12月 のうちに契約が見込まれていたのに、締結されなかった物件数は非常 に多かった。また、未契約の多くが大手テナントだった」と述べ、今 年1-3月(第1四半期)の状況はほぼ同程度になるとの見方を示し た。

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