スペインの銀行:収益性に対する投資家の疑念強まる-債務コストで

スペインの銀行は向こう4カ月で 300億ユーロ(約3兆2500億円)余りの債務償還を迎え、資金調達コ スト増による利益の圧迫が見込まれることから、銀行の収益性に対す る投資家の疑念は強まっている。

スペインがユーロ圏で3番目に大きい財政赤字を縮小できず、欧 州連合(EU)による救済を回避できないのではないかとの懸念が銀 行の資金調達コストを押し上げている。エスパニョール・デ・クレデ ィト銀行を皮切りに13日から同国の銀行の2010年10-12月(第4四 半期)決算発表が始まるが、投資家らはコスト増のなかで利益を維持 できる兆候が見られるかに注目している。

スイスカント・アセット・マネジメント(チューリヒ)でエスパ ニョール・デ・クレディト銀の親会社であるサンタンデール銀の株式 を含め約620億ドル(約5兆1600億円)相当の資産運用に携わるペー ター・ブレンドル氏は、「スペインの銀行の資金調達環境が近く改善す るとはみていない。これは、収入と利益が一段と圧迫されることを意 味するだけだろう」と指摘。「既に厳しい環境がさらに困難になるだろ う」と付け加えた。

スペインの金融機関は大規模な資金調達の必要性を減らすため、 顧客からの預金を増やし融資を抑制してきた。ブルームバーグが集計 したデータによると、同国の銀行が今年借り換える必要のある債務は 計約850億ユーロ相当。

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