セ硝子株8カ月ぶり高値、電池用電解液成長見込み三菱モルガン強気

板ガラス3位のセントラル硝子株 が一時、前日比6.2%高の428円と急反発。昨年5月14日以来、約8 カ月ぶりの高値を付けた。収益柱の1つであるファインケミカル事業 が、リチウムイオン電池向け需要などで伸びるとの見方から三菱UF Jモルガン・スタンレー証券では新規に強気の投資判断を示し、株価 の先高期待が膨らんだ。

三菱Uモルガン証では11日、セ硝子の投資判断を新規に「アウト パフォーム」とし、今後12カ月間の目標株価を490円に設定した。中 原周一シニアアナリストは投資家向けリポートで、これまで医薬原体 の出荷で営業利益を稼いできた同社のファインケミカル事業について、 フォトレジスト材料に続くリチウムイオン電池用電解液の量産開始が 業績に寄与するとの見方を示している。

セ硝子ではすでに、宇部工場で年間5000トンの電解液プラントの 新設、中国では現地企業との合弁で、年間1万トン相当の電解液の濃 縮液生産を発表。中原氏は、「生産能力ベースでは同社は電解液メーカ ーとして世界トップクラスのシェアを確保することになり、従来製法 とは異なり安価な同社電解液は勝算がある」と指摘した。

同証では、今期(2011年3月期)の連結営業利益を会社側計画の 68億円に対し、71億円と予想。来期85億円、再来期115億円と拡大 を見込んでいる。目標株価は今期の予想PBR0.9倍の水準。化成品 事業の成長を評価する半面、4期連続赤字見通しのガラス事業の不振 分を10%ディスカウントしている。

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