EU指導者らは「包括的」解決模索、救済基金補強すべきだ-レーン委員

欧州連合(EU)の行政執行機関、 欧州委員会のレーン委員(経済・通貨担当)によると、EU当局者らは 高債務国の財政再建と債券市場の沈静化に向けて「包括的な」解決策の 策定を目指している。

同委員は12日付の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)への寄 稿で「最も差し迫った課題は維持不可能な債務と金融市場混乱、最適水 準を下回る成長という悪循環を断つことだ」と論じた。また、4400億 ユーロ(約47兆5000億円)規模のEU救済基金である欧州金融安定 ファシリティー(EFSF)について、「補強と活動範囲の拡大が必要 だ」との考えを示した。

ギリシャとアイルランドの救済、ポルトガルとスペインによる財政 赤字削減努力、債務危機対応の恒久的メカニズム整備への合意も、欧州 債券市場の安定にはつながっていない。ポルトガルは12日に10年国 債の入札を計画している。

EUの一部の指導者は救済基金で国債を購入できるようにするべき だと考えている。ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のユンケル議 長(ルクセンブルク首相兼国庫相)は昨年12月に、基金のより柔軟な 運用についての議論が進んでいると明らかにした。短期の融資や国債購 入が議論されているかとの問いにユンケル議長は「その通りだ」と答え ていた。

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