ポルトガル:10年国債入札で借り入れコストが低下

ポルトガルが12日実施した国債 入札で、10年物の借り入れコストは低下した。欧州中央銀行(ECB) の購入が過去2日、既発債利回り低下に寄与していた。

ポルトガルはこの日、2020年償還債5億9900万ユーロ(約650 億円)を発行した。同国の公債管理機関IGCPによると、平均落札 利回りは6.716%、前回の昨年11月10日の入札では6.806%だっ た。政府は2014年償還債6億5000万ユーロも、利回り5.396% (昨年10月27日は4.041%)で発行した。

ポルトガルは増税や公務員の給与引き下げで財政再建を図ってい る。ソクラテス首相は11日、2010年の財政赤字は目標としていた国 内総生産(GDP)比7.3%を下回ったと明らかにしたが、10年債利 回りは5営業日連続で7%を上回っている。市場参加者によると、E CBは10日と11日にポルトガルとアイルランド、ギリシャ債を購入 した。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 は、ポルトガルの入札について「一息入れることができたが、状況が 一変したわけではない」として、「ポルトガルの借り入れコストは依 然として高く、政府への圧力は続いている。救済を求めなければなら なくなるリスクはまだある」と語った。

事情に詳しい関係者2人は、欧州各国政府がポルトガルへの支援 と債券買い戻し、救済融資の金利引き下げなどを検討していると述べ た。ポルトガル向けの600億ユーロ(約6兆4900億円)前後の融資 が含まれる可能性があるという。

ポルトガルはこの日、合計で7億5000万-12億5000万ユーロ の発行を目指していた。10年債の応札倍率は3.2倍と、昨年11月の

2.1倍を上回った。2014年償還債は2.6倍(昨年10月は2.8倍) だった。

スペインは13日に最大30億ユーロの5年債の入札を予定。イタ リアも2026、2015両年償還の国債で60億ユーロの調達を計画して いる。

ポルトガル10年債(表面利率4.8%、2020年償還)の利回りは 流通市場で一時7.04%に上昇した。

-Editors: Andrew Davis, Daniel Tilles

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