米ミネアポリス連銀総裁:経済成長は今年「若干」加速する可能性高い

米ミネアポリス連銀のコチャラコ タ総裁は米国では今年、家計が再び貯蓄を増やし銀行が資本保持に力 を注ぐ中においても、経済の成長ペースが昨年より「若干加速」しそ うだとの認識を示した。

コチャラコタ総裁は11日、ウィスコンシン州マディソンでの講演 で、「リセッション(景気後退)の米経済への影響は大きく、根強く 続いてきた。そしてこの影響は今後も続くだろう」と語った。またイ ンフレは「異例に低い」水準から加速する一方、経済成長率は「恐ら く3%に近い」ものとなり、失業率は来年12月まで8%を割り込まな い可能性が高いと予想した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長やイエレン副 議長は、景気回復に向けた金融当局の取り組みを擁護する姿勢を示し ており、コチャラコタ総裁も同様の考えを示した。同総裁は今年、連 邦公開市場委員会(FOMC)での投票権を初めて有する。共和党の 議員や中国、ドイツ、ブラジルの当局者らは、6000億ドルの国債購入 プログラムがドルを押し下げ、資産バブルを招くとして批判している。

コチャラコタ総裁は、「この衝撃の大きさは、今回のリセッショ ンが政策対応にかかわらず痛みを伴い、困難なものになるということ を意味した」と指摘した上で、「とはいえ、米金融当局による行動が なければ、リセッションとそれに続く景気回復は大幅に悪化していた ということははっきり言える」と続けた。

経済成長率、インフレ

昨年の国内総生産(GDP)については、およそ2.8%増だった と予想。その上で、「2011年の実質GDP成長率は4%よりは3%に 近くなる」との見通しを示した。また、米国は引き続き「2つの大き な向かい風」に直面するとし、家計の純資産減少と資産の質の悪い金 融機関の2つを挙げた。資産の質の悪い金融機関は、小規模の企業や 起業家への「融資でリスクを取ることが少ない」と説明した。

インフレ率については、今年末までに1.5-2%になると予想し た。

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