米シュワブがSECと和解合意、約99億円の支払いに同意

米証券会社チャールズ・シュワブ は、同社のイールドプラス・ファンドを購入した投資家を欺き、株主 の承認なく投資戦略を変更したと訴えた米監督当局と和解するため1 億1900万ドル(約99億円)を支払うことに同意した。

米証券取引委員会(SEC)が11日にサンフランシスコの連邦地 裁に提出した訴状によると、イールドプラス・ファンドは規定の運用 方針から外れて資産の25%強を民間発行の住宅ローン担保証券(MB S)に投資したため、運用資産は2007年のピークの135億ドルから 08年には18億ドルに落ち込んだ。シュワブの幹部、カイモン・ダイ フォティス氏とランダール・メルク氏は同ファンドの販売・運用など で不正を働いたとSECは指摘した。

SEC法執行局のアントニア・カイオン次長は「シュワブは同フ ァンドが一時は運用資産の半分を民間発行体のMBSなどに投資して いたにもかかわらず、マネー・マーケット・ファンド(MMF)に比 べてリスクはわずかに高いだけの現金に取って代わるものとして販売 していた」と述べた。

シュワブは不正行為について肯定も否定もせずにSECと和解し た。SECによると、ダイフォティス、メルク両氏を相手取った訴訟 は継続中で、両氏に制裁金の支払いと不正利得の返還を命じるよう求 めている。

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