英銀バークレイズCEO:銀行が謝罪する時代に終止符を-議会証言

英銀バークレイズのロバート・ダ イアモンド最高経営責任者(CEO)は11日、英議会で証言し、銀行 は謝罪をやめ信頼感を取り戻す努力を始めるべき時だとの考えを示し た。

同CEOは英下院財務委員会で、「銀行にとって後悔と謝罪の時 期があったが、その時期は終わらなければならない」と語った。2時 間半にわたって質問に答えた同CEOは、「大きな問題は、どうやっ て非難合戦を終わらせるかだ。謝罪と反省が繰り返されたが、今は信 頼感を立て直すことが必要だ」と述べた。

委員会メンバーからボーナスの問題を繰り返しただされた同CE Oは、バークレイズとしては「自制する」と述べたが、自身が今年の ボーナスを辞退するかどうかは言明しなかった。

バークレイズの届け出によると、ダイアモンド氏は2005-11年 の給与と賞与、株式売却益として1億1000万ポンド(約140億円) 余りを受け取る資格があった。同CEOは08、09年のボーナスは辞 退した。金融危機が銀行救済や財政悪化につながった後、英議会は銀 行の報酬慣行を調査している。

ダイアモンド氏は「CEOとして責任ある行動を取り可能な限 りの自制をすることを約束する」と述べた。「ボーナスの問題を軽々 しく考えてはいない。敏感に耳を傾けている」と述べた。自身につ いては「個人的な決定をする場合は家族とともに決める」と語った。

労働党のジョージ・マディー議員はダイアモンドCEOに、ボー ナス問題が今後数カ月に大きな論争を巻き起こすだろうと警告した。

2、3週内に取締役会

ダイアモンドCEOはボーナスについて、「株主と継続的に協議 してきた」とし、昨年分についてまだ決定していないと述べた。ボー ナス準備金について決めるため「取締役会を向こう2、3週間中に開 く」という。

1月1日に就任した同氏が昨年バークレイズの次期CEOに指名 された際、当時のマンデルソン英民間企業担当相は銀行業界の顔とし て「受け入れがたい」と発言していた。ダイアモンドCEOはこの日、 キャメロン首相からもオズボーン財務相からも報酬についての自制を 求められてはいないと述べた。

政府当局者2人は匿名を条件に、英政府は銀行との交渉の焦点を 報酬削減から企業融資の拡大に移したと語っていた。

カジノではない

ダイアモンドCEOはまた、投資銀行部門バークレイズ・キャピ タルの事業をカジノになぞらえるのは「不適切だ」と述べた。同部門 は「1998年に自己勘定トレーディングから撤退した」と説明した。

また、英国で「融資を増やす目標を堅持している」と述べた。た だ、融資需要は減少していると付け加えた。

この日のバークレイズ株は一時5.5%上昇した。バンク・オブ・ アメリカ(BOA)のアナリストらが増資の必要はないとの見方を示 したことに反応した。

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