英バークレイズは1.3兆円超を株主に還元可能、新CEOの下-UBS

英銀バークレイズは、ボブ・ダイ アモンド最高経営責任者(CEO)が低収益事業から撤退すれば、2013 年末までに株主に100億ポンド(約1兆3000億円)以上を還元する ことが可能だと、UBSのアナリストらが試算した。

ジョンポール・クラッチリー氏らアナリストは10日の顧客向け 文書で、ダイアモンド氏が新CEOとして最も明白に「力を振るう手 段は、低リターン事業から撤退する事業再編を開始することだと考え る」と指摘した。アナリストらは同時に、バークレイズの投資判断を 「バイ」と、「ニュートラル」から引き上げた。ダイアモンド氏の「C EO就任前倒しにより、通期決算とともに再編計画が発表される確率 が高まった」と指摘した。

欧州の銀行はバーゼル銀行監督委員会がまとめた銀行の新しい自 己資本・流動性基準である「バーゼル3」を順守するため、リスク加 重資産に対する資本を倍以上に増やさなければならない見込み。バラ ンスシートを圧縮し株主資本利益率(ROE)の高い事業に集中する 銀行を、株主は歓迎するだろうとUBSのアナリストらは記している。

その上で、バークレイズが同業のロイヤル・バンク・オブ・スコ ットランド・グループに倣い、売却する事業を集めた「非中核」部門 を設置する可能性があると予想。同部門に置かれ得る事業としては英 国の消費者向けや欧州の法人向け事業の一部、投資銀行部門バークレ イズ・キャピタルの一部資産などが含まれると分析した。

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