米アルコア:中国のアルミ需要、インフレ抑制措置が「逆風」に

世界3位のアルミメーカー、米ア ルコアは、中国のアルミ需要の伸びが減速するとの見通しを示した。 政府のインフレ抑制措置が住宅や自動車の販売鈍化につながるとみる ためだ。同国は世界最大のアルミ市場。

中国の今年のアルミ消費量は15%増と、昨年の21%増を下回る 伸びにとどまる見込み。アルコアが10日、昨年10-12月(第4四 半期)の決算説明会で見通しを示した。クラウス・クラインフェルト 最高経営責任者(CEO)は電話会議で、今年はトラックメーカー向 けが最大3%増にとどまると指摘した。昨年は約60%増だった。

クラインフェルトCEOは「2011年は、景気刺激措置の段階的 な解除や、不透明な住宅市場といった逆風にさらされるだろう」との 見通しを示した。

中国は、景気刺激措置が引き起こした08年後半の融資ブームの 影響を封じ込めようとしている。刺激措置は住宅価格の急騰や不動産 投資の急拡大、インフレの加速を招いた。

モルガン・スタンレー・オーストラリアの主任金属エコノミスト、 ピーター・リチャードソン氏は11日、メルボルンから電話インタビ ューに答え「建設が中国のアルミの最終需要に占める割合は大きい」 と指摘した。

中国が自動車販売促進策の段階的解除の一環として、1月1日に 小型車の売上税を7.5%から10%に引き上げたのを受け、自動車用ア ルミの出荷は鈍化する見込み。中国自動車工業協会(CAAM)が10 日発表したところによると、同国の今年の自動車販売台数は前年比約 10-15%増の見込み。昨年は32%増の1806万台だった。

アルコアによると、中国の今年のアルミ消費量は約1900万トン の見通し。第2の市場である欧州は約690万トン。世界全体の需要は 12%増になると同社はみている。昨年は13%増だった。中国を除く アジアは15%増の見通し。10年は10%増だった。

-- Editors: Simon Casey, Steven Frank, Peter Langan

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net   Editor:Keiko Kambara 記事に関する記者への問い合わせ先: Natalie Doss in New York at +1-212-617-8433 or ndoss@bloomberg.net; Rebecca Keenan at +1-212-617-8721 or rkeenan5@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Simon Casey at +1-212-617-3143 or scasey4@bloomberg.net

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