豪州の石炭価格:洪水の影響で2年ぶり高値に上昇-綿花にも被害

オーストラリアの発電用石炭価格 が2008年9月以来の高値に達した。クイーンズランド州が過去50年 で最悪の洪水に見舞われ、操業や石炭輸送に影響が出ている。綿花な ども被害を受けている。

英調査機関IHSマックロスキーによると、アジアの指標となる ニューサウスウェールズ州ニューカッスル港の発電用石炭価格は7日 終了週に4.5%上昇し、1トン当たり131.80ドルとなった。また、豪 州綿花輸出業者協会のアーサー・スペルソン会長は11日、生産は約30 万ベール減少する可能性があるとの見方を示した。ラボバンク・グル ープは洪水を理由に綿花の生産高見通しを8%下方修正した。

豪州では、豪雨の影響でフランスとドイツの面積に相当する地域 が浸水し、鉱山の操業や鉄道の運行が停止したほか、綿花などの収穫 にも被害が出ている。直近の豪雨では9人が死亡、60人以上が行方不 明となった。グラッドストーン・ポーツのレオ・ズッシーノ最高経営 責任者(CEO)は11日、グラッドストーン港の石炭在庫が「極めて」 低水準に落ち込んでいることを明らかにした。

クイーンズランド州資源協会のマイケル・ローチCEOは電話イ ンタビューで「石炭は不足し、世界の市場にしばらくの間、影響を及 ぼす」と予想。「洪水に見舞われた採掘ピットからの除水作業は来月ま でかかる見通しだ。フル生産に戻る時期は鉱山ごとの状況次第になる だろう」と述べた。

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