欧州のレバレッジドローン:1月は3年ぶり高水準へ-約3070億円

欧州の1月のレバレッジド・バ イアウト(LBO、買収先の資産を担保にして資金を調達する買収) 向けローンの契約額は37億ドル(約3070億円)が見込まれ、1月 としては2007年以来の高水準になる見通し。デフォルト(債務不履 行)率が2年ぶりの低水準となる中で信頼感が改善し、企業に債務 借り換えの道を開いている。

ブルームバーグが集計したデータによれば、プライベートエク イティ(PE、未公開株)投資会社がMIVISAグループやタッ コ・ホールディング、カピオ・サニダッドなどの企業買収に向けて 借り入れを増やす中、LBOローン契約額は163億ドルだった07 年1月以来の高水準となっている。欧州の昨年12月の同契約額は計 4億3400万ドルで、通年では167億ドルだった。

ブルームバーグのデータによれば、ジャンク債への投資意欲を 背景に、昨年はLBO向けの資金調達が09年の2倍になり、世界の 投資不適格企業は1兆2000億ドルに達した社債の大量満期への対 応が可能になった。米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・ サービスは先週、投資不適格級企業の昨年10-12月(第4四半期) のデフォルト率が2年ぶりの低水準になったと発表した。

クレディ・スイスのレバレッジ・ファイナンス資本市場チーム のビクター・ゴルディロ氏(ロンドン在勤)は「PE各社には投資 資金があり、ファンドの運用者は資金を引き付け続けなければなら ず、銀行は手数料や利回りの獲得に貪欲になっているため、LBO ローンの契約額は今年大幅に伸びるだろう」と指摘。「年初はシンジ ケーションを組むのに良い時期だ」と語った。

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