元ドイツ銀自己勘定部門責任者のヘッジファンド、20%のリターン記録

【記者:Bei Hu】

1月11日(ブルームバーグ):ドイツ銀行の自己勘定取引部門の元 アジア担当責任者が率いるヘッジファンド「ナイン・マスツ・インベ ストメント・ファンド」は設定から8カ月間に推定20%のリターンを 上げたことが、投資家向けニュースレターで分かった。

ナイン・マスツ・キャピタル(香港)が運営し、アジアが投資対 象のリラティブバリュー戦略を採用する同ファンドは資産が1億2000 万ドル(約100億円)強に膨らんだ。ファンドは昨年5月に同社のパ ートナーや友人、家族の資金3000万ドルでスタートした。事情に詳し い関係者3人が情報は非公開だとして匿名を条件に明らかにした。

同一企業が発行する証券の価格差から利益を得るリラティブバリ ュー戦略は、アジアで投資機会が広がっている。金融危機後に低金利 を利用して債券を発行する企業が増えたほか、主に上場している市場 とは別のアジア市場で株式や預託証券を取引する企業も増加した。

同関係者らによると、王兵・最高投資責任者(CIO)率いるナ イン・マスツは、こうした戦略を採用するヘッジファンドが不足して いることでも恩恵を受けた。ナイン・マスツのイレイン・デービス最 高執行責任者(COO)はコメントを控えた。

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