買収のうわさで売れば年14%のリターン、実現しないケースが大半

株式市場に広がる買収観測で利益 を得る最も確実な方法は、観測が間違いである方に賭けることだ。

ブルームバーグの集計データによると、電子ニュースや証券会社、 新聞は2005年から10年に717社の買収の可能性に関して少なくと も1875件のうわさを報じた。実際に買収されたのは全体の14.5% に当たる104社だった。買収観測が浮上した銘柄は当初2.9%上昇し たものの、値下がりに賭けるとその後1カ月で平均1.2%、年率では 14%の利益が得られたことが分かった。

企業の合併・買収(M&A)の回復を受け、この戦略を用いる機 会は増えている。ブルームバーグが50余りのニュース提供会社や証 券会社のデータを集計したところによると、M&Aの可能性に関する 未確認情報の数は08年を底にして昨年は前年比で71%増加し611 件に上った。

ウォーター・アイランド・キャピタルの運用担当者でM&Aを重 視するジョン・オリコ氏は「うわさが間違いで馬鹿げていると思えば 売りのチャンスだと見ている。ほとんどのケースがこれに当たる」と 語った。

ブルームバーグの集計データによると、買収の標的とうわさされ る銘柄の値下がりを見込んで空売りした場合のリターンは米国株の平 均リターンの2倍強だった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE